医師転職のこと

【保存版】医局の辞め方ガイド〜私が新しい就職先を見つけて転職するまで

こんにちは!このブログを書いている私は医局をやめて医局フリーで働いています。ちなみに2019年現在医者7年目になりました!

医局フリーと言っても、最近流行のフリーランス女医!みたいなかっこいい感じではなく、医局に所属するのを辞めただけで割と大きめの病院のゆるーい常勤+非常勤バイトって感じで働いています。

早速ですが医局って必要なものだとはわかっていても、実際所属して働く医師からするとストレスに感じることが本当に、ほんとーーーに多くないですか?

大学病院あるある
  • 雀の涙くらいしかもらえないお給料で毎日遅くまで残業
  • 休日もなんやかんやで出勤しなきゃいけない
  • なんでこれ医者の仕事なんだって思うような雑務に追われる
  • 教授や気難しい上司の機嫌を伺う

などなど、私も大学病院にいた頃は挙げだしたらキリがないくらいのストレスフルな日々でした。

私は自分でいうのもなんですが「要領がいいね」とよく言われるタイプでした。なので割と人生苦労なく生きてきたタイプだったのですが、医局に所属して2年…良いように使われてる感じの修行や雑務に耐えられないストレス耐性が激低い人間だったということに気付きました。

初期研修が終わり自分の専門科を決めてやる気に満ちあふれていた後期研修医初めでしたが、医局で消耗するうちにQOL追及派のゆるふわ意識低い系女医になりました。

そんなストレス耐性のなかった私は辞める前までは本当に色々迷い不安もありましたが、他の病院の働く環境を調べてみたりこっそり病院見学に行ってみたりしているうちに辞めようと決意。

色々しがらみもあるかなぁと思ったけど無事辞めて今は伸び伸び働いています。

辞めるまでは不安もあってほんとに悩みましたが、今はほんっとーに辞めて良かったと思っているので、私と同じように日々医局のストレスに悩む人のために、私が実際にやった医局を辞めるまでの手順を紹介していきます。

医局の縛りから解放されて、医者として自分の好きなこと、得意なことを伸ばしていけるような生活を目指しましょう!

医局を辞めるということ

まず医局を辞めるということについて、私が考えていたことや今の心境なども書きます。

色んなしがらみや上からの圧力をどうするか

医局をやめるってやっぱり医者にとっては一大事です。

医師の世界は狭いですから色々としがらみもあるし、辞めようと思ってすんなり辞められるものじゃないのは当然です。

医局によっては辞めようもんなら「もうこの地域で働けないようにしてやる」くらいのすごい勢いで圧をかけてくるところもあると聞きます。

でも私達って下手したら小学校の頃から受験だなんだって頑張ってきて、やっと医者になったわけじゃないですか。

何か医者になってやりたいことがあったかもしれないし、なんとなく安定して稼げる職に就きたかっただけかもしれないけど、結構ここまで苦労してきてるでしょ?

それなのに雑務に追われて上に気を使ってばかりの生活をずっと続けていくの辛くないですか?

多分医局を辞める瞬間は色々大変だと思います。後述しますが、私もどうやって円満に辞めようかと色々考えていました。

結果今も医局の一部の先生とは連絡を取れるし、比較的上手く辞めた方だとは思います。それでも上司に伝える時はすごく緊張したし、多分私のことをよく思っていない先生もなかにはいると思っています。

だけどそれでも私は無理してあのまま医局で働かなくて良かったなと思っています。やっぱり元いた医局の息がかかった病院へは行きづらいし多少これからの選択肢が狭くなってしまったのは事実だけど、それを上回るくらい今の職場に満足しているからです。

医局を辞めることへの不安

医局を辞めたら後悔するんじゃないかなぁとか、色々不安があると思います。

どうして医局を辞めるのって、ただ職場を辞めるだけじゃなくてこんなに色々不安になってしまうんでしょう?

  • 医局の人間関係にヒビが入ると後々困るから?
  • 医局を辞めると不安定になりそうだから?
  • なんとなく、医者なら医局にいるのが当たり前だから?
  • 今辞めたら逃げたみたいに思われそうだから?
  • 将来のキャリア的に不安だから?

この辺の不安については私なりにアドバイスというか、自分が辞めてみて感じてることなど書いてますので少し参考になると思います。

医局を辞めてどう変わった?

色々な病院を調べていて感じたのは、

医局の一歩外に出たらこんな働き方あるのか!
こんなにQOLを求めて働いても良いのか!

と思えるような病院沢山あるんですよ。専門医持ってないで辞めようとした私でさえそうだったので、それより上のドクターならなおさらだと思います。

私も辞める前は医局を辞めると医者として成長出来なくなるかもとか色々思いましたが、むしろ辞めてみたら今の勤務先は雑務の量がうんと減って、ストレス激減、自分の時間も増えたから勉強の時間も多く取れるようになってむしろ医局にいた時より断然成長してる実感があります。

私たちが思っている以上に労働環境の良い病院っていうのは色々なところに隠れているのです。

実際に私が医局を辞めたいと思ってからやったこと

私もそもそも医局って辞めるとかアリなのか?と思いつつも、最初はひとまず水面下での情報収集から少しずつ動いていきました。

私が医局を辞めるまでにやったこと
  1. 情報収集のために医師向けの転職支援サービスにいくつか登録
  2. コンサルタントさんに色々相談
  3. 自分でも就職先の病院を探してみた
  4. 病院見学に行って、医局を辞める決意
  5. 医局を辞める(表向きの)理由と上司に伝えるタイミングを考える
  6. 教授と医局長に辞めます宣言
  7. 次の就職先と勤務条件の調整

というのが私のやったことになります!ここから順番にこの手順について解説していきます。

情報収集のため医師向けの転職支援サービスにいくつか登録

まず最初に、医師向けの転職支援サービスにいくつか登録しました。

これは転職先を探したいというのもありましたが、

  • 自分と同年代で転職する人はいるのか(私は専門医未取得の医師5年目)
  • 自分が転職した場合どのくらいの待遇(給料等)の求人があるのか
  • っていうか医局辞めるって実際大丈夫なのか私?
  • 医局辞めた先生達って色々しがらみとか大丈夫なのかな?

などなどの情報を収集しようと思ったのです。

そして少しでも医局を辞めようかなと思っている人は、転職支援サイトにとりあえずでも早めに登録しておくこことをおすすめします!

マジで辛くなった時って、こういうのに登録するほんの5分だけでもめんどくさくなるじゃないですか。

登録すると本人確認で医師免許とか送らなければいけなかったりと少し面倒はありますが、自分の年代でこんな働き方出来るんだなーとか、医局辞める人ってどうしてるのかなーとか、結構情報が入ってきます。

今すぐに辞められなくても一度登録しておけば、実際辞めたい!となった時でもメール一本で再び相談にも乗ってもらえますしね!

ただし、転職支援サービスは悪質なところも多く、転職した医師の年収の何割かがそのまま営業マンの給料に反映されるため自分の利益ほしさに無理矢理転職させようと勧めてくるところもあったりします…(O_O)

迷ったら医師転職ドットコムリクルートドクターズキャリアの2つに登録しておけばほとんどの地域で豊富な求人に出会えるので間違いないでしょう。

エムスリーキャリアエージェントは少し営業色が強く、ぐいぐい転職の後押しをしてくれる感じがあるので好き嫌いが分かれますが、大手で求人数も多く実績が多いので余裕があれば登録をおすすめします。

【最新版】医師転職サイトを実際に利用して比較!選び方とおすすめサイトを紹介!医師向けの転職支援サービスは沢山ありすぎてどこに登録すれば良いか分からなくなっていませんか?実際に8社を利用して比べてみたので選び方やおすすめのサイトを紹介しています。...
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【最新版】医師転職サイトを実際に利用して比較!選び方とおすすめサイトを紹介!医師向けの転職支援サービスは沢山ありすぎてどこに登録すれば良いか分からなくなっていませんか?実際に8社を利用して比べてみたので選び方やおすすめのサイトを紹介しています。...

おすすめの医師転職支援サービスについてはこちらの記事でも詳しくまとめていますので気になる方はこちらもどうぞ!

コンサルタントさんに相談してみた

私は転職支援サービス8社ほどに登録して、専任のコンサルタントさんと連絡を取り合うようになりました。

大体はメールと電話で転職をしようと思った経緯や希望の条件などの詳細を色々聞かれて、何人かの方とは実際にお会いしてお話しもしました。

私の場合の転職の希望条件は、

  • 医局を辞めても専門医が取れる病院で働きたい
  • 医局の雰囲気が辛いから、なるべくストレス少ない職場に行きたい

という二つだけでした。

一つ目の条件に関しては、何人かのコンサルタントさんとお話させていただいて、今は専門医をとるための条件が結構厳しくなりつつあるときだったので、転職先は結構慎重に探さないとダメだってことが分かりました。

二つ目は自分で見学に行くしかなかったですが、「この病院は勤続率が高い」などの情報は知っているので思い切ってコンサルタントさんに聞いてみると良いと思います。

また、最近は医局に所属しないで自分で転職先を探すドクターも増えているので私くらいの年代で医局を辞める人も結構いるということや、皆さん医局を辞める時はどんな理由で辞めてるのか、などのお話も聞きました。

自分でも就職先の病院を探してみた

私のような専門医未取得で、今後も専門医取得可能な施設で働きたいとなると、病院が限られます。そしてこうした病院は知名度のある病院が多く、仲介業者に募集を出していないところも多いということが分かりました。

そこで私はコンサルタントさんに自分の条件に合いそうな病院の求人を紹介してもらいつつ、自分でも病院のリサーチを始めました。

これはあまり知られていないですが、自分で見つけた病院でも、コンサルタントさんにお願いすれば募集状況等調べてくれて日程調整や書類作成など出来る範囲で協力してくれるので、時短出来るものはどんどんお願いしてOKです。

病院見学に行って医局を辞める決意

見学に行く前までは「医局辛いから辞めたいなぁ…でも辞めるの色々不安だしどうしようかなぁ…」というくらいの気持ちでしたが、最初に見学に行った病院で、「自分なんでこんなに辛い職場で働いてるんだろ?やーめよ」ってなったわけです。

自分で見つけた病院も業者に紹介してもらった病院もありましたが、条件や待遇などおおまかに聞きながら実際に見学に行った病院は結局3つの病院だけでした。

というのも、最初に見学に行った病院が「ここだ!」って感じでほぼ決めてました。

たかが一日の見学でそんなん分かるものなの?と思われるかもしれませんが、私の場合医局でかなり辛い日々を過ごしたおかげで、「やばい雰囲気や先生を感じるポイント」みたいな勘が備わりました。

学生時代の何も知らなかったピュアな頃とは違い、今思えば学生時代も含めてこれまで見学に行ったあの病院やあの病院、そしてあそこにいた先生…などなどブラックなオーラを感じる病院や先生が沢山頭に浮かびます。

でも流石に一つ見て決めるのは良くないだろうと思ったのであと2つほど見学に行きましたが、やはり最初に行った病院ほどのビビッとくるものはなかった。

なのでとにかくここで絶対何がなんでも医局を辞めてやると決意!コンサルタントさんを通してひとまず希望の病院に来年度から就職したい旨を伝えて、採用枠はあるのか、勤務体制など簡単に確認をしました。

医局を辞める表向きの理由と上司に伝えるタイミングを考えた

こうして医局を辞める決意をした私は、教授にそのことを伝える決意をしました。

で、ここで大事なのが医局を辞める理由と、伝えるタイミングです。

正直に、「こんなところにずっといられませーん」なんて言えませんから、当たり障りのない理由を考えました。

折角医局の中で出来た人のつながりなので大事にしていきたいし、出来るだけ円満に辞めようと思い、当たり障りのない理由を色々考えました。

担当のコンサルタントさんにも率直に相談してみました。

「医局辞めてく人ってみんなどんな理由で辞めていくんですかね?」

分かったことは、「〇〇の症例を経験したい!」と言うと「じゃあ関連のここの病院に行くのはどうか」などと言われてしまうこともあるので嘘でも辞めざるを得ない理由を作ると良いとのことです。

「結婚するので旦那の職場に合わせようと思います」
「母の体調が悪いので実家近くの病院を探そうと思います」
などなど。まぁ表向きの理由を作るのも大事なんですね。

また、上司に伝えるタイミングについては、うちの医局は「半年前までに伝える」ルールがありました。大学病院の医局だと大体このくらいの期限のところが多いんじゃないですかね?

教授と医局長に辞めます宣言

辞める決心をしたら早く伝えた方がいいと思って、すぐに上司に伝えました!

伝える順番としては医局長に伝えて、それから教授に伝えましたが、多分この順番は大体どこの医局も同じようです。

伝え方は医局長には口頭で、教授にはメールで「お話したいことがありますのでお時間いただけますか」的なアポイントを取りました。

まぁ一部の人には心の中でどう思われているかは分かりませんが、なんだかんだ円満に辞められた方なんじゃないでしょうかねー?今も普通に医局の先生とも話せますし、そこまで険悪にはなっていません。

次の就職先と勤務条件の調整

ひとまず医局は辞めることが確定したので、そのことを次の職場の採用担当の方にお伝えして、私の勤務条件の調整などなどしていただきました。

次の就職先については、採用はほぼ間違いなく可能だろうとのお返事をいただいていて、医局から退職の許可を貰ったら本格的に枠調整に入ると言われていました。

なので、私の場合は医局辞めます宣言をした時点では、まだ次の就職先は確定していないというちょっと不安な状態。

もちろん、万が一ダメだったとしても他の病院も含めれば職がなくなることはほぼない職業ですからというのはありますけどね。でも若干この期間は不安でしたよ。。。

確定するまで数か月くらいかかったので、その間は不安で不安で…何しろ「ここで働きたい!」って思った職場だったので、ダメだったら他を探せばいいとは言ってもやっぱり悲しいじゃないですか。。

無事、採用と条件確定の連絡も来て一安心したのは結局年が明けるくらいの頃!結構かかりました!でも来たときはすごく嬉しかったなぁ…こうしてこの4月から新しい職場で楽しく仕事をしております!

まとめ

以上、私の退職するまでのお話をつらつらと書いてきましたが、私自身も最初はちょっとしたきっかけで、このまま今の医局にいるのは不安だなぁって思うところから始まったんですよね。

コンサルタントさんと会ったり、病院探しをしている段階ではまだ辞める決意はできていなかったです。

でも実際病院見学に行ったら「絶対ここで働きたい!」って思って、結果転職したら今はほんっとーに職場環境がよくて、マジで医局辞めてよかったと思っています。

なので実際に転職するかどうか迷っている人も、とりあえず他の病院を見てみるという意味でも見学とか行ってみると良いんじゃないかなぁと思ってます。

繰り返しになりますが、少しでも医局に居続けることに不安があるなら、一度転職支援サービスに登録しておくことをおすすめします。

登録も利用もすべて無料だし、実際に医局辞める人がいるのかなどの話を聞いていると、それまでぼんやりしていた「医局辞める」ということが少しずつ現実的になってきます。

https://doctors-oshigoto.com/post-219/

コンサルタントさんに任せっぱなしじゃなくて、自分でもある程度リサーチはした方がいいと思います。繰り返しになりますが、仲介会社を通っていない求人も結構あるので!

とにもかくにも動き出さなきゃ始まらないし、ずっと一つの場所にいると視野も狭くなりがちなので、折角の自分の人生、きっと自分にあう病院があるはずなので、諦めずに探してみてくださいね!!

ABOUT ME
えいみー
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修行や雑用が嫌いな意識低い系ゆとり世代です。なによりもコスパを重視するゆえ、出来るなら必要最小限の努力で立派な医者になりたいです。医局は辛かったので辞めました。要領の良さと見切りの速さがチャームポイントです。医者のQOMLを向上させよう!をテーマに情報発信するためのブログ書いてます。
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