iDeCo

個人型確定拠出年金iDeCo、デメリットってあるの?

こんばんはー!意識低い系女医のえいみー(@Dr_Amy777)です。

前回の記事で個人型の確定拠出年金(iDeCo)の概要と税制メリットについて熱く語ってみました。

個人型確定拠出年金iDeCoとは?なぜ注目されているのか、特徴とメリットを解説こんにちは〜意識低い系女医のえいみー(@Dr_Amy777)です。 早速ですが、「個人型確定拠出年金」という言葉を聞いたことがあり...

でも、こんなにメリットばかりのシステム、何か裏があるのでは!?とか色々考えてしまう人もいるでしょう。

確かに、iDeCoにはデメリットや注意しなければならない手数料の問題などか少しだけ隠されています。私自身はメリットの方が圧倒的に大きいと感じているiDeCoですが、やはり向き不向きがあるのも事実です。

というわけで今日はiDeCoのデメリットと、どんな人に向いているか、をまとめていこうと思います!

個人型確定拠出年金(iDeCo)のデメリット

原則60歳までは引き出せない

最初に挙げるのは、おそらく一番のデメリットです。iDeCoの最大のデメリットはその流動性の低さです。積み立てたお金は原則60歳まで何があっても引き出せません。

投資や資産運用を行う上で資産の流動性を考えることはとても大切です。

資産の流動性

その資産がいつでも現金化出来るかどうかの指標です。最も流動性の高い資産は現預金、流動性の低い資産には不動産などがあります。株は比較的流動性の高い資産ですが、銘柄によっては取引量の多いもの、少ないものがあってそれぞれで流動性は少しずつ異なります。

投資は出口戦略が大事とも言われますから、自分のもっている資産がいつでも現金化出来るかどうかを考えることは大事なのです。

その点、iDeCoの流動性は悪いです。60歳までそのお金は動かせません。

iDeCoはNISAとよく比較されますが、例えばNISAで投資信託を購入した場合、やめようと思えばいつでも解約することが出来ます。税制面ではiDeCoの方がメリットは大きいものの、流動性の点ではiDeCoは不利なのです。

事務手数料と口座管理料がかかる

税制面では色々優遇されていますが、忘れてはいけないのは手数料です。

iDeCoでかかる手数料は主に次の3つです。

  1. 口座開設時の手数料
  2. 口座管理料
  3. 投資信託などを購入する場合はそれぞれのファンドの手数料

このうち③は他の証券口座やNISA口座でファンドを購入する場合にもかかる手数料です。①と②はiDeCoでかかる特有の手数料といった感じです。

口座開設時の手数料

口座開設時の手数料は、国民年金基金連合会に支払う手数料で、これはどこの金融機関を選んでも一律¥2,777と決まっています。

この手数料は口座開設時に一度だけかかる手数料になります。どこの金融機関であっても一律に差は無いので、これはiDeCoに加入する場合のコストとして割り切っておきましょう。

口座管理料

馬鹿に出来ないのは、口座管理料です。こちらはiDeCoを利用している間は毎月かかってくる手数料です。

毎月ですからね!?馬鹿にならないのです。

とは言っても、iDeCoの口座管理手数料は安いところであれば月数百円程度です。私はSBI証券のiDeCo口座を利用していますが、毎月の口座管理手数料は¥167と年間でも¥2,000程度となっています。

初回にかかる手数料を考慮しても、よほど投資商品で失敗しない限りは毎年の税金の控除を考えれば充分元は取れると思っています。

将来の受取額が保証されていない

前回の記事の冒頭で、iDeCoは毎月の拠出額を決めて自分で運用し、その運用実績によって年金の受取額が決まるとお話しました。

確定拠出型に対して確定給付型の場合は、将来の給付額を決めて、その金額を給付するためには年利〇%で〇年間運用するとして毎月の掛金はこのくらい、と決められています。つまり、誰かがその目標金額に合わせて勝手に運用して増やしてくれているわけです。

勿論いくらか手数料はひくつもりで給付金と掛金の額は決めていますが、極端な話年金を運用する機関投資家が大失敗して大損したとしても、私達が将来貰える金額はある程度保証されています。

その点、確定拠出型の場合は資産を増やすも減らすも自分次第です。元本保証の定期預金で運用すれば減ることはないものの元本からほとんど増えません。投資信託で運用すれば複利効果で最終的に元本の1.5倍くらいになる可能性はありますが、本当に運が悪ければマイナスになる可能性もあります。

いくら税制のメリットが受けられたとしても、元本がマイナスになるのではトータルで本当に得するのか分かりません。ですから、ある程度は資産運用について勉強して、リスクとリターンの関係や、ポートフォリオの組み方等についても勉強していく必要があると言えます。

退職金の額が大きい人は注意

前回の記事で、iDeCo解約時には受取方法は2通りあり、一時金で受け取る方法と年金形式で受け取る方法があるとお話しました。

そして一時金で受け取る場合には退職所得控除として、払込年数が20年を超えている場合は最低でも800万円以上の控除が受けられるお話をしました。

ところが、この退職所得控除は名前の通りもともとは「退職金」に対して利用出来る控除なのです。ですので退職金に対してもこの控除を利用した場合には注意が必要になります。

勤めていた会社から退職金を受け取って以降15年以内に一時金としてiDeCoを受け取ってしまうと、勤務期間と加入期間が重複する部分に関しては退職所得金控除の額が減額されてしまいます。

例えば退職金を60歳で受け取って、それ以降iDeCoを75歳を過ぎるまで解約しないというなら問題はないのですが、なかなか現実問題厳しいのではないかなと思います。

私のようなドクターは退職金は少ない方が多いですし、退職金の多い方も年金形式で受け取ることにすればこのデメリットは解決されますが、これもiDeCoのデメリットの一つ!注意は必要です。

iDeCoのデメリット、どう考えるか?

さて、よくよく見てみると意外とデメリットがあるように見えてしまいますね。

でもでも、私自身は冒頭でもお話した通りこのデメリットを考慮しても、自分にはメリットの方が大きいと思っています。

手数料は毎年の控除額だけでも取り戻せる

手数料については、所得税を支払っている人であれば毎年の税額控除を考慮すれば充分取り戻せます。

例えば夫の扶養に入っている専業主婦の方でも、年間103万円を超える収入がある(=所得税を支払う必要がある)のであれば、iDeCoで控除される額は手数料より大きくなります。

例えば年収130万円くらいの方が毎月2万円、年間24万円拠出すれば、所得税+住民税で24万円×15%=3万6000円分の税金を払わなくて済みます。これだけで口座の手数料はペイ出来てしまいますね!

年収が高い人ほど税率も大きくなりますから、同じ拠出額でも恩恵を受けやすくなります。

退職金が少ないドクターは退職所得控除は気にしない

よく言われていますが、ドクターは退職金がなかったり、少なかったりします。勤務先の異動が多いせいとも言いますが、私なんかは結局今年からは非常勤として働いているので、退職金はありません。

というわけで、最後に挙げた退職所得控除のことは全く気にしていません。ドクターはあまり気にしなくて良い人も多いのではと思います。

また、ある程度退職金が高額になることが予測されるサラリーマンの方も、積立中の税制メリットは受けた上で、受取を年金形式にするなどして対応することは可能かと考えます。

流動性の問題は致命的ではあるけど…

60歳まで資産が動かせない流動性の低さは気になるところです。

経済学の考え方でいえば今現在のお金の価値と私が60歳になる約30年後のお金の価値は違います。同じ100万円であれば今現在の100万円の方が価値は高いと言えます。

また経済学で考えなくても普通に考えて20-30代の今自由に使えるお金と、60歳になってから自由に使えるお金、どちらが価値がありそうですか?もしかしたら退職して世界一周したい人には60歳で自由に使えるお金の方が欲しいと思うかもしれませんが、やっぱりオシャレしたり、友達と飲みに行ったり…と今自由に使えるお金って大事だと私は思っています。

また、色々メリットがあるからと言っても60歳まで資産が動かせないとなると、例えばそのお金で株を買ったり仮想通貨を買ったり…ともっと別のことで運用していれば税制メリット以上の恩恵が受けられるかもしれません。資産の流動性が低いとは、もっと他に増やせるチャンスがあるのを逃してしまう可能性があるということです。

ただ、それでも私はiDeCoをやる理由は分散投資の一貫だと考えていること、60歳以降に必要になるお金は必ずあるからです。自分の資産を全部株や仮想通貨のリスク資産に振るのは危険すぎるので、ある程度ローリスクローリターンの投資にもお金を入れています。

iDeCoの上限は自営業の方は毎月6万円程度程度拠出出来ますが、雇われ人の場合は毎月2万円ちょっとです。60歳以降にある程度の資産が必要になるのは確実ですから、毎月2万円、老後のための貯金をしていると思えば、資産が動かせないのはあまりデメリットに感じられません。元本が減るのが不安な人は定期預金に振るのも良いと思いますし。

将来の受取額が保証されないのは不安?

結局何かしら投資をする以上、資産が増えるリスクも減るリスクもあるのはiDeCoに限った話ではありません。絶対に資産を減らしたくないのであればコツコツと定期預金を続けるしかないのですが、今の時代、貯金だけで老後に充分な資産を築くにには相当頑張らなければいけないと言われています。

なので一番良いのはリスクを理解した上である程度投資の知識をつけて多少リスクのある資産にもお金を入れながら分散投資をしていくことかなと。

ともすると、iDeCoってむしろ初めて投資や資産運用をする人にも取り組みやすいものだと思うんですよね。

iDeCoは拠出したお金をどの資産に割り振るかは全部自分で決められますから、どうしても元本を減らしたくないなら全額定期預金にすることも出来ますしね。

まとめ

iDeCoのデメリットについてまとめてみました。

考え方ですが、ほとんどに人にとってはメリットの方が大きいと思っています。

こうしたデメリットからiDeCoが絶対に向かない人は、

  • 収入が103万円以下(所得税を支払っていない)

の人くらいじゃないかなぁと思っています。やっぱり毎月の拠出額に対しての控除が一番大きいんですよね。

あとはデメリットも理解した上でメリットが上回ると思ったら利用してみたら良いのではと思っています。将来のための資産運用、色々考えていきましょう!

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えいみー
えいみー
修行や雑用が嫌いな意識低い系ゆとり世代です。なによりもコスパを重視するゆえ、出来るなら必要最小限の努力で立派な医者になりたいです。医局は辛かったので辞めました。要領の良さと見切りの速さがチャームポイントです。医者のQOMLを向上させよう!をテーマに情報発信するためのブログ書いてます。