医師転職のこと

専門医前に医局を辞めるのは可能なの?実体験から書く専門医前の転職

こんにちは!

私は現在麻酔科3年目の専門医取得前のドクターです。最近諸事情あって今の医局を離れて病院を移る決心をしました。

でも専門医持っていない状態で医局を辞めて転職するって、結構勇気がいりませんか?

専門医を取るまではまだ半人前、というイメージもありますし、この段階で辞めてしまうとまるで逃げるみたいで周囲からの目も気になるな…といったことも考えました。

最近話題の医師向けの転職サービスも大々的に打ち出されている求人は「週4勤務、当直なし」みたいなQOML重視のおじさんおばさん向け求人(失礼)が多そうで、あんまり自分の年代向きじゃなさそうだし、どうやって転職先を探すべきなのかも分かりませんでした。

まぁそれでも結論から言えばとりあえず情報収集目的で転職サイトは利用させてもらって、しれっと上手く医局から逃げ切ってきました。

今日はそんな私が感じていた専門医前の転職のことなどについて不安だったことや、転職支援サービスを利用してみて感じたことなどまとめておきます。

専門医持ってないけど医局辛いしやめたいわ(*`◇´* )ノ ・゜゜・。 

と思っている私みたいな人は是非読んで、ストレスフリーの生活を目指しましょう!

専門医前に医局を辞めるのはなんとなく不安

今の時代必ずしも大学医局に所属する必要はないですし、民間病院のみで研修して専門医を取得する人がいるのは分かっていました。

それでも私はなんとなーく、まだ専門医を取っていない状態で今の医局を辞めるのはマズいんじゃないか?と漠然と思っていました。

  • 半人前で就職先が見つかるかな?
  • キリが悪い気がして印象が悪いのでは?
  • 正直手技とかもまだ何でも出来ますっていうほど自信あるわけでもないしな〜

“専攻医募集します”みたいな募集要項はよく見ますが、私の場合は専攻医と言われる初期研修医修了後3年はほぼ終わろうとしているタイミングでした。

でも専門医持ってない…中途半端…どうやって応募するのが良いんやと悩みました。

あとは専門医取る前に医局辞めるってキリも悪いし印象悪くなるんじゃないかとも思いましたね。

「手技何でも出来ます!私、失敗しないので!」と言えるほど自信もないですしね。

でも私は医局のストレス生活には耐えられなかった!

雀の涙くらいのお給料で毎日へとへとになるまで働いて、上司の機嫌を伺うのにまた余計なストレスを使う!どうしても医局辞めたかったんです!

医師向けの転職支援サービスは若い医師向けじゃない?

医師向けの転職サイトはQOML重視の年配ドクターがターゲット?

とりあえずインターネットで色々リサーチし始めました。

ここで“医師向けの転職支援”のサービスもいくつか覗いてみたのですが、トップページに大々的に出ている広告求人は「年収2000万円、当直なし、土日休み」みたいなQOML高そうな求人が沢山出ていました。

覗いてみた印象では、症例の経験を積みたいとかの希望よりも、当直とか休日出勤しないでQOML高く過ごしたい求人が多そうに感じました。

確かに私はQOML高く過ごしたい意識低い系です。

でも、流石に自分の学年でここまで贅沢な条件での勤務先は、美容業界とかのチートをしない限りないことは分かっていましたし、一応それなりの医者になりたいと思っています(努力や修行は嫌いだけど)。

年収アップとかよりもちゃんと専門医取れて今よりストレス少なく働ける病院があれば良いんだけどなぁ…と思っていました。

なので最初はこうした転職サイトに頼ることはしないでおこうと思ったのですが、とりあえず登録すればコンサルタントさんが色々転職の相談に乗ってくれるらしい。

利用も無料だし、「自分と同じような境遇で医局を辞める人はいるのか?」「そういった場合の勤務先はどういったところを選ぶのか?」などの情報を集めるだけでも使ってみても良いんじゃないか?と思い半信半疑で相談がてらいくつかの転職サイトに登録してみました。

実際に利用してみて気付いた専門医未取得ドクターの求人について

結論から言えば、専門医を持っていない状態での転職だと、こういうサービスに掲載されている求人数は限られていました。

やっぱり最初に私がサイトを見て受けた印象通り、もう少し年代が上の人向けの求人が多かったですね。

専門医取得前の若手ドクター向けの求人はゼロではないですが、「希望通りの条件の病院を探します!」と言ってもらえるほどの選択肢はなかったです。

ただ、後述しますが掲載されていない求人でも、自分で調べて気になる病院があれば病院名を伝えれば募集状況を調べてくれたり見学の手配をしてくれたりするので上手く活用するとすごく便利です。

中堅ドクター向け産業医とか、どこかの院長クラスのような求人や、当直なしとか週4勤務とかのQOML重視の条件は結構沢山あるみたいです。

利用者も専門医取得後の人が多いのは事実。

でも、最近はどんどん若手が増えているのも事実なので、少しずつ若手の先生向けの求人も増えていますよ〜とのことでした。

それでも転職サイトを利用して良かったと思うところ

情報収集ツールとして使える

コンサルタントさんは転職のプロなので色々情報を持っていて、優しいお姉さんが(仕事のために)手取り足取り優しく色々なアドバイスをしてくれます。(※コンサルタントさんは男性もいます。)

「専門医が取れる病院に行きたいんですけど、”プログラム”どうこうで結局どこの病院なら取れるのかよく分かりません」と言ってみたら、専門医取得のことに関してすごく丁寧に調べてくださりました。

そして言われたのは、「先生の希望するような病院だと、当社のような仲介業は通さずに病院独自に出している求人も多くあるかもしれません…」と。

なので自分で調べて気になる病院があれば病院HPに募集案内が出ていなくてもこちらでも募集状況等お調べしますよ、とのこと。

それ以外にも「自分と同年代でも医局を辞める人はいる」し、そういう人達がどんな病院に行くのかなどの情報を聞けただけでも良かったなぁと思いました。

というわけで、私は自分と同年代の転職について色々コンサルタントさんに相談しながら、紹介してもらった病院の見学に行きつつ、自分でも専門医が取れる病院の募集状況を調べたりしていました。

自分で見つけた病院も、コンサルタントさんに頼むと色々調べてくれる

そこで気になる病院があった場合は、仲介業者に「〇〇病院って今募集あるんでしょうか?」と聞くと、募集状況等調べてくれて何なら面接の日程調整とかしてくれます。

私はあまり報酬などの条件は気にしなかったのでお願いしませんでしたが、頼めば条件交渉も自分に代わってやってくれると言われました。

ただやはり都内で専門医取得前、となると「年収2000万円欲しい」みたいな無茶な要求はおそらく断られるので常識の範囲で。笑

やっぱり仕事しながら転職先探すのは大変なので、面接の日程調整や書類作り(履歴書とかも埋めれる限り埋めてくれたりする)などの事務作業を代わりにやってくれるのは結構ありがたいなぁ…と思いました!

専門医未取得ドクター自体は売り手市場だから大丈夫!

転職支援サービスでの求人数は少なかったですが、実のところ私くらいの年代(医師4〜5年目の専門医取得前)ドクターは完全に売り手市場でした。

診療科にもよると思いますが、この学年って「ある程度のことは任せられる上に若いから当直も沢山させられる。でも専門医ないから給料は専門医もってるドクターより安い」という非常にコスパの良い年代

ただ、専門医が取得出来るような病院があまりこういう仲介業者に求人を出していない、という印象です。そういう病院って知名度も人気もあるところが多いのであまり仲介業者を通さないのかもしれません。

ましてや大学の医局に数年いて修行した後(やっぱり大学病院は大変だけど勉強になることも多いと思うので)の若手ドクターが来てくれるって、病院側も喉から手が出るくらい欲しい人材だと思うのです。

結論 – 専門医未取得で辞めること

今日のまとめ

  • 今は専門医前でも医局を辞める人は結構いる
  • 専門医未取得ドクター自体は売り手市場だから安心してよい
  • ただ転職サイトに出てる求人は専門意味取得医師向けのものは少ないので、情報収集として使いつつ色々アドバイスしてもらうのが吉
  • 転職するなら情報収集はめんどくさがらず頑張れ!

今はだいぶ医局に属さない生き方も増えてきていて、私のように専門医取得に関係なく医局を辞める人は結構な数いるみたいです。

ですので「専門医持ってないのに転職とか生意気かな…無理かな…」とか難しく考えず、ひとまずリサーチしてみたら良いんじゃないかなと思います。

医局を辞めることに関しては、上司に伝える時などすごく緊張するかと思いますが、こちらの記事も良ければ参考にしてください。

円満に医局を辞めるための4つの基本ルール〜トラブルない退局のために〜以前は医局に所属するのが当然という風潮でしたが、最近はこうした医局縛りが少しずつ緩和されており、自由に就職先を選ぶ医師も増えてきています...

また、インターネット上ではこうした転職サービスの広告が多いので、「転職は自分で探さずに業者を通した方が良い!」云々かんぬんみたいな記事は沢山あるのですが、若手ドクターは特に、絶対自分でも探してください!

特に専門医が取得出来る病院は知名度のある病院が多く、仲介業者は通さずに病院独自のHP内で募集をかけているところも多いからです。

なので紹介してもらえる求人だけで選ぼうとするのではなく、自分でも病院を調べたり、周りの口コミも聞きつつリサーチする方がより良い条件の病院を見つけやすくなると思います。

そして仲介業者のコンサルタントさんは自分と同じような状況の人の過去の転職歴などの情報も持っていますし、色々と書類仕事を代わりにやってもらえたりと上手く利用すればすごく時短になりますので、希望の求人がなくても上手く利用すると良いと思います!

皆さんにもストレスフリーの生活が来ますように!

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えいみー
えいみー
修行や雑用が嫌いな意識低い系ゆとり世代です。なによりもコスパを重視するゆえ、出来るなら必要最小限の努力で立派な医者になりたいです。医局は辛かったので辞めました。要領の良さと見切りの速さがチャームポイントです。医者のQOMLを向上させよう!をテーマに情報発信するためのブログ書いてます。
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