皆さんは電子書籍と紙の本どっちですか?
私は迷わず、「電子書籍派」です。
読みたいな〜と思う本で電子書籍版があれば迷わず電子書籍版を買いますし、紙で買った本も自炊(※自分で裁断・スキャンしてPDF化すること)してしまうことが多いです。
ただ、「本はやっぱり紙が良いんだよね〜」という人が多いことも知っています。
それでも私は医学書に関してはアプリを活用して電子書籍で持つ方が、圧倒的に便利だと思います。
医学書用の電子書籍アプリってこんな機能もあるんだ!という機能が沢山あるので、そのメリットも含めておすすめの医学書電子書籍アプリを紹介します。
電子書籍のメリット・デメリット

電子書籍のメリット
- 紙書籍が減って部屋が片付く
- 出掛ける時に何冊も医学書を持ち歩く必要がない
- タブレット端末などに入れれば、気になったところですぐに調べられる
- 複数の本をまたがって検索出来る“串刺し検索”が可能
個人的にはできる限り電子書籍が便利だし、これから紹介する医学書特化のアプリを使えば複数の本をまたがって検索出来る”串刺し検索”が出来ます。これめちゃくちゃ便利です。

↑はM2plusで串刺し検索をした場合です。イヤーノートの年数でおよその年齢がばれそう(^_^;
あとは重たい医学書を何冊も常備するのは大変だけど、タブレット端末に入れて持ち歩ける電子書籍なら仕事の最中のふと疑問に思ったこともその場で調べられます。
「分からないことはその日のうちに調べよう」
ですからね!
学校で習ったでしょ?
デメリット
ただ、電子書籍のデメリットもありますね。
- 紙の本じゃない感じになじめない人が多い
- ページぱらぱら〜とできない
- ブルーライトで目が疲れる
- いらなくなっても売れない
- 人と共有出来ない
まずそもそも、「勉強は紙じゃないと!」という人達が一定数います。そういう人はなかなか電子書籍になじめないみたいですね。
あとは、ページをパラパラ〜とめくりながら必要そうな情報を探す、というのが出来ません。
後述するM2Plusや医書.jpのような検索機能が優れている市販の電子書籍ではこのデメリットは改善されているのですが、自炊した電子書籍の場合はこのデメリットが気になる人は多いですね。
あとはタブレットずっと読んでると目が疲れるという人もいます。私はパソコン&ガジェット大好き人間なので何時間でも見ていられますが、確かにブルーライトは睡眠を妨げると言われています。
そんな人には、話は逸れますがブルーライトカットメガネをおすすめします。
あとはいらなくなっても売れない、人と共有出来ないのが個人的に一番デメリットですね〜
家族で同じIDを共有すれば出来なくはないですが、私と旦那さんはもともとそれぞれ自分のIDで電子書籍を結構買ってたので、共有は出来ないままですね…(^_^;
しかも利用出来る端末2台まで、のような制限もあったりするので、複数人で共有するには限界があります。
自炊本<<<<購入した電子書籍

電子書籍と一言に言った場合、”初めから電子書籍として購入した本”を指すことが多いのですが、自分で購入した本を裁断&スキャンして電子化する「自炊」と呼ばれる方法もあります。
かくいう私もmyスキャナーと裁断機をおうちに持っているのでいつでも自炊出来る環境なのですが、正直購入した電子書籍と自炊本だったら断然購入した電子書籍の方が使いやすいです。
- 検索機能が使える
- 目次タップで目的ページへ飛べる
- 複数の本をまたがった串刺し検索
などがその理由です。
電子化した自炊本も、テキスト認識をすることは可能ですがやはり精度が完璧ではないです。
そして上記のような機能をアプリなど使って自分でつけることは可能なのですが、全部の本にこの作業をするのは非常にめんどくさい!
ただ、自炊電子書籍のメリットは、人とPDFで簡単に共有できることですかね。
あとは面倒ですが、
中古で本購入→自炊→自炊済みの裁断した本はメルカリで売る
というループが使えるので、定価で買うしかない上に売ることも出来ない電子書籍よりもだいぶ経済的ですね。
メルカリは”自炊済みの裁断した本”でも意外と売れるみたいです。(私はめんどくさくてやったことないけど)
まぁでも私も含めこの作業めんどくさいのであまりおすすめはせず、私は電子書籍があるなら最初から電子書籍版を購入することを勧めます。

ちなみに↑は私が愛用しているスキャナーとその活用方法の紹介です。
医学書が読める電子書籍サイト&アプリ

M2Plus
言わずとしれた医学電子書籍アプリです。
私も医学書の電子書籍で一番活用しているのはM2Plusです。
研修医に人気の羊土社からの本は多くが電子化されて売られていますし、専門科の本も品揃えはそこそこです。
M2Plusは痒いところに手が届くような便利な機能があって、冒頭で紹介した串刺し検索もその一つです。
それから、目次を開いて読みたいところタップするとそのページへ飛んでくれます(これ意外とみんな知らない)。

パラパラ〜とページめくりして好きなページに辿り着くことが出来ない電子書籍のデメリットをかなりカバーしているアプリといえます。
あとは少しM2Plusに関して補足すると、”Application Store”と”eBook Store”の2種類の本があります。

ほとんどの本はeBook Storeにあって、こちらはいわゆる普通の電子書籍です。
Application Storeにあるのはごく一部ですが、

イヤーノートなどの書籍はこのアプリケーションタイプで、表示が項目毎に縦にずらっと出たり、目次が分かりやすかったり、書籍の中から別の書籍へのリンクが作られてたりします。
医書.jp
こちらはM2Plusに比べると医学書電子書籍サイトとしての知名度が劣るらしく知らないドクターも多いのですが、M2Plusに負けないくらい豊富な医学書があります。
便利機能もほぼ同じように備わっているので、使いやすい医学書用の電子書籍アプリの一つです。

M2Plusと被るものもありますが、医書.jpにしかない本もあるのでこの2サイトを使うとかなり多くの書籍を電子書籍でカバー出来ます。
医書は書籍一覧画面が本の表面が大きく表示されて見やすいのが使いやすいポイントかも。勿論串刺し検索も出来ます。
私はM2Plusと医書.jpを両方使っていますが、M2Plusの方が羊土社等から出ている研修医向けの本が多く、医書の方が専門の本が少し多いかなぁ〜という印象はあります。
Amazon & Kindle
あまり知られていないのですが、Amazonは洋書の医学書が結構電子書籍バージョンで見つかります。
各科のバイブルと言われるような洋書は大体Kindle版が用意されていて、
内科といえばHarrison
小児科といえばNelson
麻酔科といえばMiller
のような有名洋書はAmazonでKindle版での購入が可能です。
洋書は分厚くて重くて調べたいと思った時にすぐに手元に置いておけないので、Amazonの電子書籍は結構便利です。
しかも一度購入したら売ることもあまりないし、版落ちして古くなったものは売れなくなることも多いので、場所を取らない電子書籍はとてもグッド。
目次でのページ移動も出来るので、めちゃくちゃ重宝しています。
ただ、Kindle端末を利用してこれらの洋書を読むのはとても使いづらいです。
白黒だしページめくりもしづらいし、マーカーもひきづらい。

↑文字サイズの調整等で多少改善されますが、使いにくさMaxこの上ない。
Amazonで洋書の医学書を読むならiPadなどのタブレットを利用して読んだ方が絶対良いです。

↑iPadのKindleアプリで開いたとき
実際私はiPadもKindleも持っていますが、Kindleは小説とか読む用でその他の勉強系の本を読む時はiPadのKindleアプリで読みます。
まとめ
今回紹介したM2Plus、医書.jp、そしてAmazonにある洋書の専門書を加えると、かなりの本が電子書籍でカバー出来ます。
M2Plus、医書.jpともに串刺し検索が出来たり、目的ページにすぐにとべたりと自炊本だとなかなか出来ないかゆいところに手が届く機能がとても便利ですね^^
私はこの3アプリを使い始めてから、電子書籍でかなりの本が購入出来るようになりました。
マニアックな本は少ないので、もちろん紙書籍もたまに買いますけどね。
皆さんも、電子化で快適なお仕事ライフを目指しましょう!